「今日は全然鳴らないな……」
もしあなたがそう感じて悩んでいるなら、それは**「稼働するタイミング」**が間違っているだけかもしれません。
フードデリバリーの報酬は、「需要（注文数）」と「供給（配達員の数）」のバランスで決まります。 つまり、注文が溢れかえっていて、配達員が足りていない時こそが、時給3,000円超えも狙える「ボーナスタイム」なのです。
今回は、現役配達員の私が意識している**「最も効率よく稼げる5つのタイミング」**について、明日からすぐに実践できる順に解説します。
1. 【時間帯】ピークタイム（ランチ・ディナー）
基本中の基本ですが、やはり食事時は外せません。最も確実に稼げるタイミングです。
- ランチ（11:00 〜 13:30）： 会社員や在宅ワーカーからの注文が集中します。オフィス街や駅前が狙い目です。
- ディナー（18:00 〜 20:30）： ファミリー層や単身世帯の夕食。単価が高くなりやすく、稼働のメインとなる時間帯です。
副業で効率よく稼ぎたいなら、アイドルタイム（14:00〜17:00など）は潔く休憩し、このピークタイムだけに絞って稼働するのが正解です。
2. 【曜日】土日祝（特に「連休最終日」）
平日に比べて、休日は一日中注文が鳴り止まないことも多いです。 中でも特におすすめなのが、**「日曜日の夜」や「連休の最終日」**です。
- 「サザエさん症候群」効果： 「明日から仕事だし、夕飯を作るのも外に出るのも面倒くさい……デリバリーで済ませよう」という心理が働きます。
- ライバルの離脱： 副業配達員の多くは、翌日の本業に備えて早めに切り上げて帰宅します。
つまり、日曜日の20時以降などは、注文が多いのに配達員が減っていく「隠れたゴールデンタイム」になりやすいのです。
3. 【天候】雨・雪（悪天候）
**「雨の日は、晴れの日の倍稼げる」**と言っても過言ではありません。天気予報を見て狙い撃ちできるチャンスです。
雨が降ると、濡れるのを嫌がって多くの配達員（特に自転車勢）がオンラインにするのを辞めます。一方で、注文者は買い物に行けなくなるため注文数は激増します。 Uber Eatsなどでは「雨クエスト（雨インセン）」という特別ボーナスが発生することも多く、1件あたりの単価が普段の1.5倍〜2倍になることも珍しくありません。
しっかりとした雨装備（レインウェア・防水スマホケース）を投資して、あえて雨の日に飛び込むのが「ガチ勢」の稼ぎ方です。
⚠ 注意：台風や災害級の悪天候は避けるべし
ただし、台風直撃レベルの極端な悪天候の時は稼働を控えましょう。
- 安全リスク: 強風でバイクや自転車が転倒したり、飛来物で怪我をする危険性が極めて高いです。
- 注文停止リスク: 運営側や加盟店が安全のためにサービスを停止することがあり、待機しても全く鳴らない可能性があります。
命あっての物種です。「危険すぎない普通の雨」こそが一番の稼ぎ時です。
4. 【状況】イベント・交通規制・渋滞時
花火大会、ハロウィン、マラソン大会などの大型イベント時も実は狙い目です。
- 理由1： 人混みを避けて自宅でパーティーをする需要が増える。
- 理由2： **「交通規制」や「大渋滞」**が発生するため、バイクや軽貨物の配達員がエリアに近づかなくなります。
ここで輝くのが**「自転車」**です。 車が動けない渋滞の横をすり抜けたり、交通規制の影響を受けにくい裏道を駆使することで、自転車配達員だけが独占的に稼げる状況が発生します。 「道が混んでるからヤダな」ではなく、「混んでるからこそチャンス！」と発想を転換しましょう。
5. 【季節】真夏・真冬（繁忙期）
最後になりますが、デリバリー業界には明確な「繁忙期」があります。 最も稼げるのは、誰もが外に出たくない**「酷暑の真夏」と「極寒の真冬」**です。自分では変えられませんが、この時期に備えておくことは重要です。
- 注文者： 「暑すぎて（寒すぎて）外食や買い出しに行きたくない」 → 注文激増
- 配達員： 「過酷すぎて稼働したくない」 → ライバル激減
この需給ギャップにより、基本料金にプラスされる「ピーク料金」や「インセンティブ（クエスト）」が跳ね上がります。 体力的にはキツイですが、装備を整えてこの時期に集中稼働することで、ボーナスのような売上を作ることができます。
まとめ：みんなが「やりたくない」時が稼ぎ時
5つのタイミングに共通しているのは、**「普通の人が外に出るのを嫌がるタイミング」**であることです。
- 暑い・寒い
- 雨が降っている
- 道が混んでいる
- 日曜の夜で休みたい
この心理的ハードルを乗り越えて「オン」ボタンを押せる人だけが、高単価な報酬を独占できます。 まずは無理のない範囲で、あえて「雨の日」や「日曜の夜」に稼働してみて、その爆発力を体験してみてください！
