これからフードデリバリーを始めようと思っているあなた。「とりあえずスマホと自転車があればいいんでしょ?」と思っていませんか?
実は、準備不足でスタートすると「料理がぐちゃぐちゃになる」「充電切れでペナルティを受ける」といったトラブルに直結します。
この記事では、配達歴2年・総配達数7,000件を超え、Uber Eats・出前館・Wolt・Menu・ロケットナウの全5社を経験した私(成田)が、現場で本当に役立つ「最強の装備リスト」を公開します。
🔰 まだ配達パートナー登録が済んでいない方へ
装備を揃える前に、まずは無料のパートナー登録を済ませておくことをおすすめします(審査に数日かかる場合があるため)。
登録することにデメリットはなく、たとえ気が変わって稼働しなくても構いません。維持費なども一切かからないので、まずはアカウントだけ作っておくのが賢い選択です。
具体的な登録手順や条件については、以下の記事で詳しく解説しています。
※掲載アイテム、サービスについて
この記事では、私が「これは間違いない」と感じた一押し商品を厳選して載せています。
各アイテムのより詳しい解説や比較レビューについては、順次、個別の詳細記事をご用意する予定です。
【レベル1】配達を始めるための絶対必須アイテム
まずはこれがないと仕事になりません。登録前に確認しましょう。
1. 配達車両(自転車・バイク・軽貨物)
フードデリバリーの基本です。以下のいずれかを用意します。
- 自転車:免許不要で最も手軽。最初はママチャリ(シティサイクル)でも十分稼働可能です。
- バイク(原付・125cc超):体力的に楽で、長距離配達もこなしやすいです。
- 軽貨物(黒ナンバー):雨の日や大量案件に強いですが、維持費がかかります。
⚠ 徒歩配達はおすすめしません!
Uber Eats などでは徒歩設定も可能ですが、配達効率が悪く稼ぎにくいです。あくまで「健康のための散歩のついで」と割り切りましょう。
2. スマートフォン(通信・通話機能付き)
個人のスマホを使用します。高性能な最新機種である必要はありませんが、配達アプリは常に通信を行うためデータ容量には注意が必要です。
3. ヘルメット(安全確保)
バイクは義務ですが、自転車でも必ず着用しましょう。
自分の命を守るのはもちろん、お店やお客様に「しっかりした配達員だ」という信頼感を与えます。
【レベル2】これがないとバッド評価!?事実上の必須アイテム
ここからは「会社の規約上は必須ではない場合もあるが、プロとして活動するなら絶対に必要」なものです。
1. 配達用バッグ(保温・保冷機能付き)
料理を適切な温度で届けるための命綱です。Uber Eatsのロゴ入りバッグが有名ですが、市販の保温バッグでもロゴなしで使えるものが多く販売されています(※出前館は利用必須)。
スーパーの袋をハンドルにぶら下げるのは絶対にNG!料理が冷めるだけでなく、衝撃で中身がこぼれるリスクが非常に高いです。
「公式バッグとAmazonのバッグ、どっちがいいの?」と迷っている方は、以下の比較記事を参考にしてください。

2. スマホホルダー(車両固定用)
片手運転(ながらスマホ)は法律違反であり危険です。
また、ポケットから出し入れするタイムロスは売上に直結します。「地図を見る→安全に走る」をスムーズにするため、必ずハンドルに固定できるホルダーを用意してください。

私はいくつもホルダーを買い替えましたが、やはりカエディアの製品が一番信頼性が高いです。安物は数ヶ月(酷ければ数週間)で留め具が折れてしまったりして結果的に高く付きます。
3. ドリンクホルダー
特に夏場は、水分補給が生命線です。いちいちバッグから水筒を取り出すのは手間なので、ハンドル付近に装着できるドリンクホルダーは必須級です。
自転車用のシンプルなドリンクホルダーと、バイクでも使える高機能で信頼性が高い製品を紹介します。
4. 緩衝材(サバイバルシート・タオル)
バッグの中で商品が暴れて破損するのを防ぎます。
個人的なイチオシは「サバイバルシート(静音タイプ)」です。
サバイバルシートはそれ自体に保温保冷機能が有り、その場で様々な形にすぐ成型できるので最強の緩衝材と言われています。
更に静音タイプだとお店で商品を積めている時も目立ちませんし、夜間などは音に神経質なお客様もいるのでおすすめです。
5. スマホ対応グローブ(手袋)
冬の寒さ対策はもちろんですが、夏でも汗による滑り防止や転倒時の怪我防止に役立ちます。
着脱せずにスマホ操作ができる「スマホ対応」のものを選びましょう。さらに「指出し機能(親指・人差指が出せる)」があると、細かいタッチ操作が必要な時に非常に便利です。
いくつか似た製品を使いましたが私のお気に入りはこちらです。※他のメーカーのものは裁縫ズレがあったりすぐ破けるものが有りました。
【レベル3】収入アップ&効率化!稼げる配達員の神器
ここにある装備を揃えると、トラブルが減り、長時間稼働や大量案件が可能になります。
1. モバイルバッテリー & 高耐久ケーブル
GPSを常時使用する配達アプリは、驚くべきスピードでスマホの電池を消費します。
もし稼働中に充電が切れてしまうと、その時点で「配達不能」となり、最悪の場合はアカウント停止(垢バン)などのペナルティを受けるリスクがあります。
命綱とも言えるモバイルバッテリーは、基本的に「10,000mAh以上」の大容量モデルを選びましょう。
「ケーブル内蔵型」と「分離型」どっちが良い?
充電ケーブルが本体にくっついている「内蔵型」は便利ですが、私はあえておすすめしません。
なぜなら、ケーブルが断線した瞬間に、バッテリー本体ごとゴミになってしまうからです。
✅ おすすめは「分離型(ケーブル別)」
「バッテリー本体」と「高耐久ケーブル」を別々に用意するのが、最も長く使えてコスパが良い(結果的にお得な)組み合わせです。
迷ったらコレ!信頼と実績の「Anker」
モバイルバッテリーで失敗したくないなら、大手メーカーの「Anker(アンカー)」一択です。
無名メーカーの安物は「表記よりも容量が少ない」「すぐに壊れる」といったトラブルが多いですが、Ankerは耐久性と信頼性が段違いです。
※以下のモデルはケーブル非内蔵ですが、高品質なケーブルが1本付属しているので、届いてすぐに使えます。
あえて「ケーブル内蔵型」を選ぶなら?
「どうしてもケーブルを持ち歩くのが面倒」「荷物を極限まで減らしたい」という理由で内蔵型を選ぶ場合は、「壊れたら即買い換える」と割り切って安価なモデルを選びましょう。
高価な内蔵型を買ってケーブルが断線すると精神的ダメージが大きいですが、安価なモデルなら「消耗品」として割り切れます。予備として持っておくのもおすすめです。
⚠ 【重要】ケーブルは「高耐久」を選んで!
実はバッテリー本体よりも重要なのがケーブルです。
自転車やバイクの激しい振動が続くため、100円ショップなどの安いケーブルはすぐに断線して使い物にならなくなります。
稼働中に充電できないトラブルを防ぐために、必ず「ナイロン編み込み」などの高耐久ケーブルを用意してください。「安物買いの銭失い」を防げます。
2. コインケース・ウエスト(ベルト)ポーチ(現金対応・小物入れ用)
「現金払い」の注文を受け付けると、単純に注文数(鳴り)が増えるため稼ぎやすくなります。
お釣りを素早く出すためのコインケースと、それらを収納するウエストポーチを用意しましょう。
私はベルトに通すベルトポーチを愛用しています。

※大きいコインケースを買ってしまうと嵩張りすぎたり、ポーチに入らない可能性があるのでサイズは確認してくださいね。
3. 疲労軽減グッズ(サドルカバー・インソール)
長時間稼働の敵は「痛み」と「疲れ」です。
- ジェル入りサドルカバー:自転車でお尻が痛くなるのを防ぎます。
- 衝撃吸収インソール(中敷き):階段の上り下りや立ち仕事による足裏の疲労を大幅に軽減します。
4. サブバッグ・フレームバッグ
サブバッグ(サーモス ソフトクーラー等):メインバッグに入り切らない大量注文やダブル配達、私物入れに活躍します。カゴ有りのシティサイクルで特に最強です。
フレームバッグ・トップチューブバッグ:カゴが無いロードバイクなどで配達する方は収納スペースの確保のために用意しましょう。モバイルバッテリーや鍵などの小物を収納するのに最適です。
5. 雨具・防水対策(稼げる日の必須装備)
雨の日は注文が急増し、報酬が跳ね上がる「ボーナスタイム」です。中途半端な装備だとスマホが壊れたり、不快感で帰宅することになります。
雨装備のポイント
- 防水シューズ:ガッツリ稼ぐなら「長靴」が最強。急な雨や普段使い兼用なら「ゴアテックス等の防水スニーカー」がおすすめ。
- スマホ防水ケース:「防水スマホだから裸で大丈夫」は危険!充電端子が濡れるとしばらく充電できなくなります。タッチ感度は落ちますが、ケースに入れるのがベターです。
なぜ雨の日に稼働すべきなのか?その理由と、稼げる人の思考法はこちら。

【レベル4】プロの気遣い・安全対策グッズ
1. 使い捨てカトラリー・置き配シート
お店の入れ忘れに対応する「割り箸・スプーン」や、地面への直置きを避ける「置き配シート(コピー用紙でOK)」を持っておくと、トラブル回避や高評価に繋がります。
※お客様からメモなどで要望があった時のみ使用してください。不要な時に渡すと余計なゴミになってしまいます。
2. 骨伝導イヤホン・片耳イヤホン
待機中の暇つぶしや、Googleマップのナビ音声を聞くのに便利です。
ただし、周囲の音が聞こえる「骨伝導」や「片耳タイプ」を選び、音量は控えめにするなど、安全には最大限配慮しましょう。
Shokz (ショックス) OpenRun Pro 2は値段は張りますが骨伝導イヤホンとしては最上級の音質でAIノイズキャンセリング機能、マイク付きで通話にも使えます。IP55防水でスポーツ用としても最適です。
3. 追加ライト・反射板
夜間の稼働では「車から見えない」ことが事故の最大要因です。備え付けのライトに加え、明るいライトを追加したり、バッグに反射板をつけて自分の存在をアピールしましょう。
4. プロテクター(バイク稼働向け)
万が一の転倒時、膝や肘を守るプロテクターは「保険」です。服の下に装着できる薄手のタイプも販売されています。怪我で長期間稼働できなくなるリスクを考えれば安い投資です。
このジャンルではデイトナ(Daytona) の製品が信頼性が高いです。
【レベル5】トラブル回避&メンテナンス用品
1. 感染症対策グッズ(マスク・消毒液)
現在は必須ではありませんが、一部のタワーマンションでは入館時にマスク着用を求められる場合があります。また、風邪気味のお客様へお届けすることもあるため、自衛とマナーのために数枚持っておくと安心です。
アルコールスプレーはバッグ内の清掃にも使えます。
こちらはスーパー、薬局、コンビニなどで購入できます。
2. 盗難防止ロック(ワイヤー錠・ダイヤル式)
受取・受渡のわずかな時間でも盗難リスクはあります。鍵を取り出す手間のない「ダイヤル式」や、地球ロックしやすい長めのワイヤー錠がおすすめです。
3. 車両メンテナンス用品(パンク修理剤・携帯空気入れ)
特に自転車稼働において、パンクは致命的です。携帯空気入れやスプレー式の「瞬間パンク修理剤」を持っていれば、その場で応急処置をして稼働を再開(または帰宅)できます。
【番外編1】季節別:体力を守るシーズナル装備
夏:日焼け止め・冷却グッズ・スマホ熱対策
夏の直射日光は体力を奪い、スマホを熱暴走させます。
- サンシェード:スマホホルダーの上に取り付ける「日傘」。直射日光によるスマホの画面暗転や熱暴走を防ぎます。
- アームカバー・サングラス:日焼け対策は体力温存に直結します。
▼夏のスマホ熱暴走と熱中症を防ぐ「最強装備」完全版はこちら

冬:防寒防水・ハンドルカバー(バイク)
冬は風との戦いです.バイク稼働なら「ハンドルカバー」と「グリップヒーター」は神アイテム。見た目は少し厳ついですが、こたつに入っているような暖かさで、一度使うと手放せません。
▼ワークマンや電熱ベストなど「冬の防寒装備」完全版はこちら

春・秋:花粉対策メガネ・スポーツマスク
気候の良い春・秋ですが、花粉症持ちにとっては辛い季節です。目のかゆみは集中力を奪うため、ゴーグルタイプの「花粉対策メガネ」や、呼吸がしやすい「スポーツマスク」で物理的にブロックしましょう。
▼春・秋の寒暖差と花粉対策完全版こちら

【番外編2】稼働を助ける「有料級アプリ」
装備だけでなく、スマホに入れるアプリ一つで稼ぎが変わります。
地図アプリ(Googleマップ / ゼンリン住宅地図)
基本はGoogleマップでOKですが、新築マンションや入り組んだ住宅街ではピンがずれることがあります。
有料ですが「ゼンリン住宅地図(GODOORなど)」を入れると、建物名や表札まで分かるため、「迷う時間」をゼロにできます。
天気予報アプリ(雨雲レーダー)
「あと何分で雨が降るか」を正確に知ることは、稼働を続けるか帰宅するかの判断において重要です。精度の高い有料アプリやサイトを活用しましょう。
移動で稼ぐ「ポイ活アプリ」(トリマなど)
配達員はとにかく移動します。移動距離に応じてポイントが貯まるアプリ(トリマなど)を入れておけば、配達のついでに「お小遣い」が貯まります。バッテリー消費には注意が必要ですが、入れておいて損はありません。
【重要】稼働前に知っておきたい「個人事業主」の必須ツール
会計ソフト(freee / 弥生会計 / マネーフォワードなど)
日々の売上や経費(自転車の購入費、スマホ代の一部など)を記録するために必須です。
手動で帳簿をつけるのとは利便性が全く違います。
多くの会社で無料お試しを実施しているのでまずは分からなくても使ってみるのがおすすめです。
確定申告をしないと脱税になります!
「バレないだろう」は通用しません。稼働初日から準備をしておきましょう。
▼絶対に知っておきたい確定申告と、税理士いらずの会計ソフトの詳しい比較はこちら

まとめ:万全の装備で安全に稼ごう
最初は「レベル1〜2」の装備があればスタートできます。
稼働しながら、徐々に「レベル3」以上の便利グッズを買い足していくのがおすすめです。
まずは安全第一で、最初の1件を運んでみましょう!
装備が整ったら、次はいよいよ初稼働です!
具体的なアプリ操作や配達の流れは、以下の記事で予習しておきましょう。

まだUber Eats 以外に登録していない方は、リスク分散のために他社への登録も済ませておくと安心です。




