ここでは配達を実際に行う前に準備したいものを紹介していきます
A、絶対に必要なもの
ここでは配達を行うために絶対に必要なものをあげていきます
自動車の自賠責保険とか車検証とか免許等そういう明らかに前提となるものは省きます
1、配達用の車両(自転車、バイク、軽自動車)
フードデリバリーでは基本的に何らかの車両を使って配達を行います
バイクや軽自動車(軽貨物)を使って配達する場合その車両に対応する免許の写真をフードデリバリー会社に提出することが必要です
Uber Eatsでは徒歩で配達をする設定が存在しますが稼ぐという観点から考えるとおすすめできません
健康や趣味のための稼働と考えたほうが良いです
自転車登録の場合免許や車両ナンバーの登録などの作業は必要ありませんので他の手段で配達する場合でも登録だけ行っておいて損はありません
また特別な自転車が必要といわけではなく中古のママチャリ(シティサイクル)であっても登録や配達業務は可能です
2、モバイル通信と通話が可能なスマートフォン
フードデリバリー業務では会社側から専用の機械などは支給されず個人所有のスマートフォンを使った配達業務を行います
各社の配達アプリを通して業務の受注から配達完了の通知まで全てを行いますので当然モバイル通信が可能なスマートフォンが必要になります
通話機能については大半の配達業務では不要ですがお客様が不在時の連絡や会社に登録したりログインの際に必要になるので用意しましょう
スマートフォンのスペックについては配達アプリはそこまで重くはないので最新の機種である必要はありません、あまりに古すぎる物でなければ使えるでしょう
3、安全用のヘルメット(車両による)
バイクの場合デリバリー業務であろうがなかろうが法律で決まっているので用意が必要です
自転車の場合法律的には努力義務ですが会社側の規約上必要ですし万が一事故が起きた時に保証にも関わると思いますので用意しましょう
B、必須ではないがまず用意したほうが良いもの
1、デリバリー用の保温バッグ、もしくはそれに準ずる保温出来る容器
フードデリバリー業務では温かい食品や冷たい飲み物等を配達することが多いため出来るだけ温度を変えないように保温保冷機能がある専用のバッグを用意することが好ましいです
デリバリーバッグが必須という規定が無い会社も多いですが出前館では規約上必須です
偶に配達を始めたばかりの初心者っぽい人が袋を手でぶら下げてそのまま配達してるのを見かけますがあまり好ましくはないです、商品が冷めてしまいますし溢れるリスクも高いです
バイクや自転車の後部に配達用のボックスを積んでる等の場合はそちらに保温用のシートを装着するなどして代用も可能です
配達用のおすすめバッグについてはこちらで詳しく解説します
2、スマートフォンを車両に固定するためのホルダー
店舗やお客様の住所へのナビ、依頼の受信の為に移動中もスマホを使用しますが車両に乗っている状態でそのままスマートフォンを使用するのは大変危険ですし法律違反にもなります
土地勘があるなら移動前に場所を全て覚えておいて乗車中はポケットに入れておくとかも出来ないことはないですが効率はかなり下がるので車両固定用のスマホホルダーはまず用意しましょう
3、商品の溢れ(破損)を防ぐためにバッグの中で固定する道具
デリバリーバッグはある程度の大きさがあり移動中はどうしても揺れや傾きが発生してしまうため商品が中で動いて破損してしまうことがあります
それを極力防ぐために内部の隙間を埋めて商品を固定する必要があります
具体的にはサバイバルシート、タオル、スポンジ等が使われます
サバイバルシートは保温機能も兼ねていますし見た目も清潔感があるので個人的におすすめです
C、無くても配達可能だがあればもっと稼げたり楽になるもの
1、予備のスマートフォン
複数のデリバリー会社に登録するとその分業務用のアプリを起動する必要があります
その際複数のスマホがあれば分散しておくことができスムーズに業務を行えます
電池がなくなったり急にスマホが故障した時の為の予備としても利用できます
ただし複数のスマホ本体とモバイル通信の為の契約が必要になるので配達に慣れて本腰を入れる段階で用意する感じで良いと思います
2、モバイルバッテリー
配達アプリは割と電池を使いますので4~5時間配達したらかなり電池が少なくなってるということも良くあります
長時間配達する場合はまずモバイルバッテリーが必要ですし、短時間配達しかしない場合でも万が一電池が無くなってしまうと業務を受注している状態なのに配達が不能になってペナルティを受けてしまったりするので出来れば用意したいです
1の予備のスマホがあるならそちらで代用もできます
3、雨具
フードデリバリーの報酬はその時の需要と供給のバランスによって大幅に変化します(ダイナミックプランジング)
雨が降っている状況だと注文が増加し配達員の数が減るため大幅に需要過多になりかなり報酬が上がります
正直言って雨の時に配達するのが一番儲かります、なので稼ぎたいのであれば雨具を用意し頑張って配達することをおすすめします
バイクと自転車であれば雨合羽やレインコート、デリバリーバッグに被せるシート等を使用します
徒歩及び軽貨物であれば傘等を使用します
D、滅多に使わないが念の為用意しておいても良いもの
1、置き配シート
今は基本的に置き配シートは使わないのが一般的ですが万が一お客様から置き配シートを敷いてほしいという希望を受ける可能性も無くは有りません
コピー紙などで構わないので数枚バッグに入れておいても良いかもしれません
2、使い捨ての箸やスプーン等のカラトリー類
極稀に店側が商品の袋にカラトリー類を入れ忘れる事があります
大抵の場合お客様の家にあるので問題ないですが運が悪いと入れ忘れとお客様の家に箸が無いのが重なって食べられない等のクレームが来ることが有ります(私は5000件配達しましたが5件ほど有りました)
次の配達予約が入っていたりすると店に戻って箸を持ってくるとかそういう対応が不可能な場合があります
その際にその場でお客様に渡すために個包装された箸を更にジップロックなどに入れてバッグに用意しておく配達員もいます
ただしこれは善意での対応ですのでしなくても問題有りませんしそもそも店側のミスなので配達員がペナルティを受けることはないです、お客様からの低評価を受ける場合はありますが……
ちなみに途中で入ってないことに気付いてもお客様に了承を取らずに袋を開けて手持ちの箸を入れたりするのは絶対にやめましょう

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